帰郷、最初のシャッター|二見町

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北海道から帰ってきて初めてのお出かけ先は二見町。
この日は兄が連れて行ってくれたのでランチもカフェタイムも御馳走してもらった。
一年と三か月ぶり、きっと兄にとっても可愛い弟の帰りを楽しみにしていたのだろう。
北海道の話やこれからの話、実際に地元に来て何を思うのかを話した。
兄からは仕事の事や家族の現状を聞かせてもらった。
また、旅の途中で購入した新レンズ「Carl Zeiss Makro-Planar T* 2/50」のデビュー戦でもあった。
きっかけは茨城県の偕楽園の梅まつりに行った際、もっと寄れたらいいのに!という場面が多かった。
ただ、標準マクロレンズはf2.8でパッとしないし、中望遠マクロレンズは用途が限定的過ぎると思っていたところ探し当てたレンズがこれだったのだ。
こんなレンズの話をしてもわからないと思うがカメラをやっているとそれを選ぶ瞬間も楽しいのだ。
そう、期待を胸に寄せてスナップをしてきた。

なんじゃこの写り!と背面モニターを見て1人ウヒヒとはしゃいだ。
この日は3月5日で気温は低かったが北海道帰りの僕からしたら暖かくダウンやコートを着ている傍ら長袖とカーディガンで余裕だった。
周りから見ると季節感がおかしい人みたいだが、たかが10℃やんけ!と言いたくなるのは僕の方だった。
ただ、海風が本当に強くてこんなにやったなぁと懐かしく感じた。

不審者みたいなのが兄

伊勢志摩が地元でありながら夫婦岩を見に来るのは初めてで完全にTVの存在。
こんな近くにポンっとあるとは思ってもいなかった。
人が多いことからそうさせるのか、夫婦岩というものがそうさせるのかはわからないが人が熱狂して歴史を作り上げたナニカを感じた。
また、二見町というものは僕にとって何気に思い出深い地域で、小学生の時はスポ少でよく野球の試合をしにきたし、中学の部活で遠征としてバスに揺られ野球をした。
ニート期間はグラウンドの駐車場に停めて1日ボーっと過ごしていた。
昼は持ち込みのおかずと袋ラーメンを作って鍋は公衆トイレでよく洗った。
松の木から滴る樹液が車の塗装にこびりついて「おい!まじか!」とか言ったものだ。
新しいオールドレンズで二見町のひな祭りに行って写真を撮った記憶もある。

また、首輪&リードなしというファンキーな迷子犬。
きょろきょろこっちを見るので着いていくと最終的に着いてくんな!と言いたげに吠えてきた。
なんて可愛げのない!と思いながらお福餅に入った。

奥からきなこ 抹茶 あんこ

伊勢といえば赤福というものだがお福餅の方が静かに過ごせるから好みだ。
きなこ、あんこ、抹茶の順で食べていたがやはり我々は兄弟。
兄も同じ順番で食べていた。
こうして帰りも楽しく写真を撮って兄は「こんな所も撮るんやね」「なんかなんとなく好きな風景わかってきた」とか言って新しい思い出が増えていく。

この日の兄の情報で僕がいないたった一年の間に色々なことが起こっていたらしく、驚愕したのを覚えている。
北海道に行く時になんとなくそうなるんじゃないか?という予想の10倍はことが大きく早かった。
僕が北海道の1年でここまで変化が起きると思っていなかったことが家族間でも起こったのだ。
ただ、僕が家族と関わりすぎると双方にとって良くない。
当事者間の問題だから僕は積極的に関わらない。
もう家族ではないとまでは言わないが、僕はもう一人立ちして自分の人生を歩んでいる。
別の家庭のお話なんだ。
これが僕が出した答えなんだ。

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